読書記録『夢十夜』

こんばんは、ねこめです。第二十八回目は夏目漱石の『夢十夜』です。
「第一夜」から「第十夜」まで、十の掌篇にて構成されています。どれも「夢」の内容らしく、オチがなかったり場面がパッと切り替わったりするお話もあります。ちゃんと起きて読んでいるはずなのに、実際に夢を見ているかのような錯覚に陥りました。なかなか眠りにつけない夜に読めば、すうっと夢の世界に落ちることができるかもしれませんね。

個人的にお気に入りなのは「第一夜」です。

「死んだら、めて下さい。大きな真珠貝で穴を掘って。そうして天から落ちて来る星の破片かけ墓標はかじるしに置いて下さい。そうして墓の傍に待っていて下さい。またいに来ますから」

https://www.aozora.gr.jp/cards/000148/files/799_14972.html

上記は、登場する女のセリフで印象的だったものです。静けさと煌めきと美しさが詰まっていて、とても好きなお話でした。

各夜どれも短めの物語ですので、活字が苦手な方にもオススメです。就寝前のちょっとした時間にいかがでしょうか。
みなさま、今宵も佳い夢を。

青空文庫より『夢十夜』夏目漱石
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