読書記録『如是我聞』

こんにちは、ねこめです。せっかくブログを始めたので、読書記録をつけてみることにしました。
記念すべき第一回目は、太宰治の『如是我聞』です。

ひとことで言うと、太宰治が『ただぷんぷん怒った八ツ当りみたいな文章』が書いてあります。序盤から最後の一行に至るまで、ぷんぷんしています。しかも、後ろ四分の一ほどは志賀直哉に対する悪口(笑)

現代だとSNSなどを通じて誰かの悪口が広まったりするけれど、当時は人伝や座談会(の速記)なんかで拡散されていたのかなぁ。この『如是我聞』については雑誌に掲載されていたものと知って、思わず身慄いしてしまいました。

一応、内容は「悪口」というよりも、「抗議」が主体です。あくまで想像だけれども、抗議をしているうちに段々とヒートアップして、気づけば悪口に変わっていたのではなかろうか……。
もうね、最後の数行は読んでいて清々しい。

貴族がどうのこうのと言っていたが、(貴族というと、いやにみなイキリ立つのが不可解)或る新聞の座談会で、宮さまが、「斜陽を愛読している、身につまされるから」とおっしゃっていた。それで、いいじゃないか。おまえたち成金のやっこの知るところでない。ヤキモチ。いいとしをして、恥かしいね。太宰などお殺せなさいますの? 売り言葉に買い言葉、いくらでも書くつもり。

https://www.aozora.gr.jp/cards/000035/files/1084_15078.html

気になった方は是非是非下記のリンクから読んでみてください。

青空文庫より『如是我聞』太宰治
https://www.aozora.gr.jp/cards/000035/files/1084_15078.html